バブル世代の上司たちの「人を使い育てる能力」

彼ら(35?45歳の層)はいわゆる「職人」で,自分の仕事をする分にはとても良い仕事をしますが,人を使い育てる能力に関しては大きな疑問を感じます。仕事の振り方はいい加減で,部下にあまりノウハウや情報をくれません。文句を言うと,「自分たちはこういう仕事の振り方をされて育ってきたんだ。こういうものなんだ」と言われます。

自分もそうだけど、若い人は小学校からずっと大人の年上の人の言うことを聞くことで物事が進んできたんで、そういうのになれてる。職場という社会でも年上ばっかりで、そこのところは染みついてる。何か言われてやるほうが楽だもんね。

でもなあ、もう、大人を頼るのはあきらめた方がいいんだろうなあと思っている。経験は聞いて参考にしたいし、ロールモデルとして扱いたい人もいる。だけど、そういう人が自分に何かをしてくれるというのはもはや期待してはいけないし、無理だと思う。自分でどうにかしないと行けないという覚悟と、どうにもしてくれないでしょ、という諦め。諦めって言うと期待していたのを裏切られたみたいだな。そうじゃない。もし期待していたとすると、彼らにやってもらうべき事以上のことを期待していたんだろう。

あと、SEの現場に「職人気質」の人はいても本当の「職人」はとても少ない。それも残念。