ディープインパクト失格の決定を受けて

2006年11月15日、フランスギャロ審査委員会は、10月1日にロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞で3着となったディープインパクトの事案を審査しました。レース後に採取した同馬の検体を分析した結果イプラトロピウムが検出されました。これは同馬を治療するための一連の処置において使用されたものでした。

フランスギャロ審査委員会は3着入着したディープインパクトを失格とすることとしました。

ディープインパクトに失格の裁定が下されました。

管理責任者である池江調教師をはじめ、関係者に責任はあると思います。それはみんなが分かっていることだし、私が何か言うようなことでもないと思います。

僕は以前こう書きました。

ディープインパクトも、武豊騎手、池江調教師をはじめとした厩舎関係者、金子オーナーまで、立ち居振る舞いは格好良かったです。競馬ぶりからなにから、堂々としていてすばらしかったと思います。

この思いは今も変わらないです。この一件に対する関係者の対応もまた格好良かったと思います。

本当に、格好良いと思いませんか?


武豊騎手の10/22日記でのコメント

 ボクは、大きな夢の実現に向かって一緒に馬を仕上げてきた池江泰郎厩舎のスタッフをどこまでも信じるつもりですし、池江泰郎先生のやられてきたことも、もちろん信じています。それがボクの唯一の答えです。
http://take.nifty.com/diary/main_200610.html#1022

池江調教師のコメント

 残念ながら、凱旋門賞後の尿検査で陽性反応が出たことは事実であり、きゅう舎の責任者としてこれを真摯に受けとめ、制裁をお受けしたいと思います。
 ただし、ドーピング疑惑、不正使用については絶対になく、事実無根であり、私を始めとするきゅう舎スタッフ一同、ディープインパクトの名に恥じる行いをしたことはないと断じて申し上げます。
 また私として、原因につきましては、喉の吸入治療中に器具のチューブが外れて薬品が近くにあった敷料や牧草などに飛び散ったことがあり、その一部を馬が摂取した可能性があることから、『私ども関係者による不注意によるもの』と考えております。

まあ、自分の意見も冷静な意見ではありませんが、そういうことは評論家の方々にお任せして、私は単純に二人の振る舞いにしびれます。それでいいんじゃないかな。