新しい資本主義における知識労働者

知識労働者という資本」を本当に経営の中心にすえた資本主義経営、最近の経営学の書籍などではよくでる考えた方ではあるが、投資家を軽んじ、知識労働者であるエンジニアを最も厚遇するという域にまで達している大企業はGoogleをおいて他はないだろう。

いわゆる典型的な労働集約型の業界であるSI業界。その先頭の末端にいる人間として思うことは、本当の末端にいる人が一番偉い、ということです。

システムを作ろうが運用しようが、結局やるのは人間。物を作るのはプロジェクトマネージャーでもお客様でもなく、実際の作業者です。優秀な技術者というのは何にも変えがたい。プログラマーが品質の悪いものを量産すれば、どんな優秀なプロマネがいたってプロジェクトは破綻します。

だから、作業者というのはえらくなければいけないと思う。

仕様も作業もお客さんとの打ち合わせも全部押さえている下請けより、下請けから上司へ報告書をスルーしているだけの元請けの担当のほうが単価が高いなんてありえねーだろ。

せめて、下請けに納得してもらえる技術を持って、納得できる仕事はしようやね。と。