天皇賞・春〜上がり4F44.8の衝撃

現地で競馬を見てきたのですが、まあディープインパクトの強いこと。2コーナーからはかなり緩んだのですが、3角をすぎると引っ張りきりで一気にディープインパクトが先頭へ。そこからはまさにオンステージ。4角では完全にまくりきり、レースの上がり4Fが44秒台で押し切っての圧勝。

上がり44秒台というのは、新潟の直線1000mコースでは目にするものの、他ではほとんど見かけません。調べてみたら、86年以降中央競馬の1300m以上のレースで、レースの上がりが45秒を切ったのは今回を除くと3回しかありません。

今回はある程度ペースが遅いことともありましたが、結果がレコードタイムです。G1レースで、しかも3200mの長距離レースでこのタイムを記録したと言うことで、相手が弱いなどと言うこととは関係ない、まさに絶対的な強さを認めざるを得ませんね。折り合いだのスタミナがどうのだの、色々書いたのが恥ずかしいです。(まあ、次回以降も今回以上に折り合えるかどうかは分からないとは思ってますが:P

この馬の強さは、下記の武豊騎手の受け答えが象徴していると思います。

アナウンサー「これまで誰も記録したことのない速さで駆け抜けました」
武豊「そういう馬です。」

ストラタジェムは3着に頑張ってくれました。ディープとの連を厚く持っていたので、もう少し頑張ってくれると嬉しかったのですが、複勝とワイドで何とか負けずにすみました。リンカーンも強かったです。横山騎手はこの馬のしぶとさを最大限に生かす騎乗だったと思いますが、相手が悪すぎました。