第133回天皇賞(春)〜ディープにだって穴はある
やっぱり、天皇賞はスタミナ勝負だ。普通、菊花賞や春の天皇賞では、スタミナタイプの馬が重視される傾向にある。血統面やレース内容から長距離適性が見られる馬は穴人気になることが多い。
でも、今回の菊花賞は適性を上回る強烈なイメージで一番人気が決まってるようだ。
展開面では、トウカイトリックは一定以上のペースで逃げて、ビッグゴールドも控えてはノーチャンス。シルクフェイマスも長く使える脚を活かしたいし、それをデルタが好位から捲りたい競馬。
ある程度時計とスタミナは要求され、ただの直線勝負の天皇賞にならない可能性は高い。そうなったとき、本当にディープインパクトだけでよいのか?ずっと直線の素晴らしい瞬発力で他を圧倒してきたディープインパクト。少なくとも長距離がベストの馬ではない。
前走は時計の掛かる馬場とはいえ36秒台後半という上がりで「止まった」直線。菊花賞では折り合い面での難を見せ、有馬記念では捲り届かなかった。それを考えると、単勝120円で安心という考えはできないと思う。皆が安心だというなら、私は天皇賞の基本に立ち返って不安説を唱えたい。
人気に不安があればそれをつく。もはや穴党として染みついた習慣であり、ロンシャンまででもこのフォームを貫きたい。
◎はストラタジェム。詰めが甘くて2着3着が多い馬だが、逆に言うとしぶとくてスタミナに味のある馬。菊花賞でも、3角4角で前が詰まって最後方に下がる不利がありながら5着に詰めており、3000m超での底力は証明していると見なす。だから、私はこの馬を菊花賞馬と同等に扱う。今度はうまく捌いて欲しい。
◎ストラタジェム
○ディープインパクト
▲マッキーマックス
△ビッグゴールド
△ファストタテヤマ
△アイポッパー
◎単複から。当日はオッズを見て連勝も検討したい。