第66回皐月賞-力勝負ならサクラメガワンダー!
ここ3年、レースの上がり3Fが34秒台となる皐月賞が続いている。中山競馬場の馬場が良くなったことなどの影響だろうが、今年ばかりはそれはなさそう。降水確率80%の気象庁予想を信じ、重馬場での底力勝負の皐月賞と決めてかかる。
弥生賞はサクラとアドマイヤが4角大外で並んだが、アドマイヤムーンがそこから一瞬で後続を突き放した競馬。ラスト2Fのラップは11.7-11.6。これは2頭の瞬発力の差だろう。サクラメガワンダーが加速する暇がなかっただけだ。ラスト2Fの勝負でなければ、昨年末のラジオたんぱ杯からこんなことにはならない。
長く脚を使えるスタミナが必要だと想定する以上、サクラとアドマイヤの上げ下げはサクラを上に取るのが筋。鞍上は内田博幸。材料がそろったサクラメガワンダーが皐月賞馬だ。
フサイチリシャールはスプリングステークスで2着。平均以上のペースで先行してそのスピードを落とすことなくゴールまで流れ込むのが持ち味で、控えての差す競馬で結果が出なかった。今回はさらに雨が降って、持ち味の持続できるスピードが発揮できないように思う。2着まで。メイショウサムソンも詰めが甘い馬で、いかに道悪でもこのメンバーで優勝をねらうにはかなりうまく立ち回る必要がある。
京成杯では悪い馬場の中勝利したジャリスコライト。昨年のいちょうステークスの鮮烈なパフォーマンスは未だに目に焼き付いている。3ヶ月の成長でカミソリの末脚が日本刀のようなキレを発揮できるようになっていれば・・・。楽しみ半分、怖さ半分だが、評価は高くしておきたい。
人気薄で評価したいのがインテレットとトウショウシロッコ。インテレットは初芝の毎日杯で長く脚を使って2着。このスタミナが今回活かせれば十分圏内突入。トウショウシロッコはスプリングステークスで崩れたがそれまでが堅実。重馬場で先行できればしぶとさを活かしての粘り込みを警戒したい。
フサイチジャンクはスタミナ面で何も評価できるところがない。前走の若葉ステークスでは雨が降って時計が掛かったが、そこで前を競り落とすのに手こずって接戦となった。そういう馬が2番人気になっていることを馬券の観点からは重く見たい。今回の皐月賞、このレベルの馬に順番が回っては来るまい。
◎サクラメガワンダー
○アドマイヤムーン
▲インテレット
☆ジャリスコライト
☆トウショウシロッコ
△フサイチリシャール
△メイショウサムソン
△ドリームパスポート
×ディープエアー
×ニシノアンサー
×ショウナンタキオン
×ナイアガラ
消フサイチジャンク