菊花賞

ヒシミラクル、ザッツザプレンティ。いずれも下りからのロングスパートで菊花賞馬の座を射止めた馬である。さらに言えば、いずれも神戸新聞杯で大きく敗れて巻き返した馬である。

この2頭からの教訓は

・2000m程度の競馬の結果は関係ない
・ロングスパートが可能な馬が菊花賞の有資格馬である

ということになる。もちろん展開によって要求される資質は異なってくるのだが、菊花賞検討のセオリーともいえるこの点はふまえて検討すべきであろう。

以下は、強烈にスタミナが要求される菊花賞になるという前提の予想である。

本命は人気でもハーツクライ。京都新聞杯で外回りをロングスパートで差しきった実績があることは強力は推薦材料であるし、さらに4角手前から捲り合いを展開したダービーで後方から2着に追い込んだことももちろんすばらしい実績だ。

神戸新聞杯で3着に敗れたこととその内容は、先ほど述べたセオリーより無視できる。

相手本線はストラタジェム。梅花賞では道中かなりのスローに落ちて3角からペースアップの中、良く追い込んで、秋に2500mの1000万下を勝つデルタブルース以下に先着。その後2200mでキングカメハメハの2着もしており、力で絶対不足しているとは言い切れない。
サドラーズウェルズにサンデーサイレンスという血統は2000を超えると連対率が上がる傾向もあり、3000mへの距離延長はドンと来いというタイプだろう。

休み明けはオッズに織り込み済みの要素であることで期待値には影響がないこと、9月半ばから坂路で乗り込んでいる記録があるという2点から問題ないと判断する。

◎ハーツクライ
○ストラタジェム
▲スズカマンボ
☆コスモバルク
△コスモステージ
△ホオキパウェーブ
△ハイアーゲーム
△オペラシチー
△デルタブルース