パターン、Wiki、XP読了
読み終えた。面白かった。
ぼくは、GoFのデザインパターンを含めた書籍でオブジェクト指向厨になったし、また別のWebサイトやXP入門でペアプロとかリファクタリングとかユニットテストなどのプラクティスに酔っていたことがある。そのときはそれぞれがつながっているとかそんなことは全く考えていなかったし、それぞれの受け入れやすくてそのとき心地いい部分だけを理解していた。2000年ごろに酔っていたいろんなことが一気に結びついて、そのすっきり感がおもしろさの一つ。
つながったのはいいけども、また別な難解な話が出てきちゃった。パターン、無名の質、生成的プロセスといった説明しづらい/話しても理解してもらいづらい話。一体これはどういうものなのか。どうやって再現するのか。どうやったらいいのか。当たり前だけどズバリの答えは書いてない。事例はその辺にもいっぱい転がっているけれど、それをどうするのかは自分で考えなければならない。それはまたすごくわくわくする話で、このことでわくわくさせてもらえるところがまたおもしろいところ。
あと、思ったこと。アレグザンダーは、「無名の質(Quality Without A Name)」という概念について考えたし、考えたことをなんとか伝えようとした。また、この本はWikiやXPとアレグザンダーの結びつきとともにそのつながりの土台にあるQWANをまた伝えようとした。そしてその伝え方として、書籍の出版だけではなくたくさんのイベントで直接語ろうとした(ように解釈した)。何かを伝えるためのパターンとして、このやり方はあるQualityを備えているような気がする。
wikiばなでまた受信しにいってきます。