品質管理と請負の問題は最初は別だよね

http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/523d7307d7465dc8c5293f541b6a0e3c/page/1/

http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/44dfb22fc8e7ad2fba4e5ebd41f5e9fb/

製品の適合品質が下がった>>なぜか>>発注先の作業方法に問題がある>>なぜか>>発注先の作業方法に発注元が指示できない>>なぜか>>請負で発注している

という論理。

少なくとも、品質に対するコントロールもマネージメントもできていないってことを置いておいたまま請負という形態の暗部だといきなり突っ込んじゃうところは飛躍している。品質が悪いまま出荷しちゃうってこと、品質を把握して改善策を講じるってことをしてないってことは発注形態以前の問題だよ。

もしそれをやろうとする中で発注先の作業方法が問題だとなったのに利益率を優先して品質をスルーしたっていうことなのか、それとも品質管理の問題なのか。もし前者ならそれ自体が叩かれるところだし、後者ならバカっていえばいい。品質管理をやる上で、現実的に請負が問題になるというのならそこをいうべきところ。

高コストの国内で製造を行いつつ、他社を凌駕する利益率を上げようとするキヤノンの製造体制に無理はなかったか。相次ぐ製品不良が何らかの異常を告げていることだけは確かだ。

最後にこれを指摘しているんだけど、途中が紆余曲折してるからなんかヒステリックな話になっちゃってるような気がする。