岡田繁幸の心境の予想

会報の岡田繁幸氏の寄稿に話題沸騰の一口馬主界隈です。

「損をさせない」はガチで言ってると思います。彼は本音とタテマエをそんなに楽に使い分けられるほど器用だとは思わないし、もしそうだったなら「ヨーロッパ遠征したいから国内を走って欲しい人は出資してくれるな」などと書くようなことはできないでしょう。彼は毎年ラフィアンの馬でダービーを勝てると本当に思っていただろうし、凄い馬達なんだと本心から信じ込んでしまっていたと思います。そこまで信じ込めるほど、馬に打ち込んでやってきたと言うことが凄いし、突き抜けた方です。実際には損はしますよ。ほとんどみんな負けてると思いますけどね。

彼は自分の選んだ馬を信じて、勝てば喜んで家族を食事に連れて行き、負ければ悲しみ、ポートレートが届けば心を躍らせるような、そういう会員を心からお客様と思っていて、どうにかして喜ばせたいと思っていたと思います。

ただねえ、そうではなく、勝てば当然、負ければふざけんな、故障すれば責任とれというような、自分でリスクを取っているという自覚もなく、競馬を楽しもうという気持ちはなく、文句しか言わないような人はお客さんだと思ってないんですよ。彼が会員の気持ちを理解していないといわれればそうかもしれないけれど、彼の気持ちを理解していない人は会員になどならなくて良いというくらいの話です。そのくらい、がんばってやってきたと彼は思っている。

「お客様」は大切に扱う。「お客様」じゃない人は大切に扱わない。そしてお客様かどうかは、金を出しているかどうかだけで決まらない。っていうことじゃないですかね。

それが正しいか正しくないかってんじゃないんですよ。そう思ってると思いますよ、という。