第41回スプリンターズS〜アグネスラズベリ差しきれる

分かれそうなのはセントウルステークスの内容評価だろう。

サンアディユが1.07.1という相当な好時計で制した内容というのは、その速い馬場状態とつよい関連があるもの。同馬は元々逃げ馬だったが、クラスが上がってテンが速くなったときには度々大崩していた。マイペースで行ければ末を生かせるのだが、それより速いと一気に脚を使いきってしまいラストはばたばた。コーナーのあるコースで、高額条件になるとどうしても3角までに脚を使ってしまっていたところをアイビスサマーダッシュのような直線コースや、セントウルステークスのような高速馬場で無理なく追走できた場合には強烈な末脚を使ってしまえる。

今回の中山1200mG1でペースが緩くなるとは思えないし、差しも決まる馬場状態になってきたことを考えると脚を溜めつつ先行できる緩いレースになる可能性は低い。なら、サンアディユを切って3連複を手広く構えるのが馬券の筋。

アグネスラズベリセントウルステークスで崩れたもののその前の3走ではいずれも0.1秒以内の好勝負。今回のメンバーであれば時計レベルを考えてもアグネスの末で十分通用するだろう。

クーヴェルチュールも3歳牝馬で軽量であることと、実際に古馬相手に2勝しているという事実は心配能力に不安が薄い根拠にもなる。


アグネスラズベリ
クーヴェルチュール
アンバージャック
アストンマーチャン
アイルラヴァゲイン
メイショウボーラー
エムオーウイナー
×スズカフェニックス
×ペールギュント
×プリサイスマシーン

アグネスラズベリを中心に、3連複。ボックスをどこまで抑えるかは現地で検討。