99.9%は仮説
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)
- 作者: 竹内薫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/02/16
- メディア: 新書
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かなーり読みやすい新書で、これまた一気に読めます。
要するに、「世の中常識だと思われているようなことでも、実は根本原理は分かっていない仮説だ。仮説は別の仮説によっていつでも倒される可能性がある。」という話です。
天動説と地動説の話なんてのは、われわれは昔の話としか思わなくて、昔の人はバカなことを考えていたんだなあと思う節がある。だけど、たった30年ちょっと前まで行われていた精神病患者に対するロボトミー手術の話はショッキング。鬱病患者の脳の前頭葉を切り落としてたらしいよ。しかもこれ考えた人ノーベル賞もらったらしいよ。こんなめちゃくちゃな話が、ほんのちょっと前までかなり確からしいと思われていたという話だからびっくりします。
もしかするとあと2年もすると競馬予想の世界もオカルトが最強になるかも。JRAが陰謀を行っていないという証拠はないのですよ!もちろんそんなことは信じてないけど、何とか指数だの何とかビームだの何とかラインだのというのも意外とトンデモ理論かもしれないと、オカルトと同次元に並べて考えるのは正しい姿勢だと思う。なぜこれが正しいと思うのかなんて、あんまり考えたことないもんね。
(追記)
今納豆ダイエットがはやってるらしいけど、あれも仮説も良いところですよね。我が家はしょっちゅう納豆を食っていたのに、おかげで納豆が食えずに「ごはんですよ」とごはんという寂しい朝ご飯だよ!