板倉真由子@GCH

グリーンチャンネルで、板倉真由子元騎手のその後を追った番組をでやっていました。彼女が勝てずにいた時期は、自分も競馬にかなり時間を使っていた頃なので、結構思い出があります。

彼女はなかなか勝てませんでしたが、何回か、勝てるだろうという抜けた力の馬に乗せてもらっていたことがありました。馬に力がありますから圧倒的な一番人気です。ゴール前まで先頭を維持する板倉真由子。後楽園場外は「イタクラ」と大声援。板倉以外から馬券を買っているオヤジもいるはずなのに、なんだか客全員が板倉を応援しているような感じでした。

しかし、そのたびにゴール前必ず食われて二着三着になってしまっていました。ウインズにいたオヤジは、ハナだけ差した柴田善臣に大まじめに憤慨していました。別に板倉の単勝を持っていたというわけでもないのに。

小倉で、タイキクーガーという馬に乗って圧倒的な人気を集めたとき、この馬は暴走して超ハイペース。ラストは200mを15秒で歩いてしまい、三着に負けてしまったのを覚えています。勝てるという気持ちがあると妙な力が入ってしまったのでしょうか。

今は手塚厩舎で調教厩務員をやっているそうです。おそらくあのころのオヤジどもはまだ彼女のことを覚えていると思います(顔は知らないでしょうが)。意外とファンは暖かいものなので、こういう番組があればまたパドックで彼女に声援が飛ぶこともあるかもしれませんね。