社台隆盛とラフィアン不振

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ここまでくると、ラフィアンの血統レベルの低さが強烈に効いてきているのが今年の3歳の現状という仮説はだいぶ納得感が出てくる。

サンデーサイレンスが元気だった頃は、その種付け料の高さと広がりの狭さにまだラフィアンに回ってくるパイがあったけども、サンデー系種牡馬の隆盛や社台の繁殖牝馬のハイレベル化著しい時代になってくると、「血統レベルの低い馬でも早期デビューと育成で挽回する」というやり方がサンデーのいる時代よりずっと苦しくなってきたのか。

血統レベルの差がものすごく効いてくるのは総帥が一番予想してたはずで、だから種牡馬(または候補)への投資を惜しまなかった。サンデー産駒を高値で買い込んでいたのを「ラフィアンの高馬は走らない」なんて会員は冷ややかに見ていたところがあったけど、この現状を予感していたからこその勝負だったと思う。ラフィアンを息子に譲っても種牡馬事業は譲らないっていってたのは、一番課題で軌道に乗ってないのが血統レベルっていうことだろうし。



相馬 <<<<< 越えられない壁 <<<<<<血統。



総帥はパーティーで「必ず巻き返します」って言ってた。今年巻き返すとしたらロージズインメイのヒット。もしそれでも外れたら、今度はサンデーの血脈が広がりすぎてアドバンテージにならない時代までいかないといけないのかもしれない。今元気なサンデー直仔の種牡馬たちのさらに産駒がばりばりに種牡馬をやっているか、それより後の時代。

どれもこれもラフィアン不振血統原因説が正しければだけどね。育成は人間がなんとかがんばれるところで、本当にがんばってると思うけども、血統は先立つものがないといかんともしがたい。ペンタイアザグレブなんて懐かしい話だけど、(走らなかったという結果ではなく)ああいう馬に希望を懸けなければならないっていうのはやっぱり追いかける側の苦しいところだよなあ。オーラス、トップから倍満直撃条件、とか。しかもリーチ棒がない、くらいのレベルのような気がしてきた。