戦後日本経済史
- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/01/01
- メディア: 単行本
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「戦時経済体制がもたらした成長とバブルと停滞」っていう考え方はすごく分かりやすくて納得感があったなあ。戦時から戦後への中で何が行われたかという歴史と現在に至るまで維持されてきた体制の中身。自分が全然理解していなかったことを教えてくれて、古い内容なのにとても新鮮な歴史書でした。
で、これからどうするかというところに繋げたいんだけど。
- 全体としてよくなることを目指すと、全部がよくなることを目指しがち。全部がよくなるということは、一つも悪くなってはいけないということ。悪くはなれないから、JRAプラス10でつけられた10円を目指して大金を入れるような買い方しかできない。外れるなんてことが許されない。その本命党式経営は今の時代にいいことか。
- 内部統制とか言うけど、本当に統制をとるなんて不可能だと思う。もし本当にとろうとしたら、それは恐ろしく非効率になって必ず落ち目になる理由になる。もうなっているような気がする。