エリザベス女王杯〜適性評価と世代比較の偏り
京都11Rエリザベス女王杯
ウオッカ取り消しという事件でもうなにがなんだかのエリザベス女王杯。
トコロテン式に1番人気になったダイワスカーレット。外回りに変わったことが嫌われる材料になっていたけど、古馬勢に対しては一枚上との評価。
この馬はいつも上がりが速いことからか、速いペースになったときの底力を疑問視されている。けど、いつも書くけどこの馬の持ち味は末脚を長く使えること。そして先行力があること。多少プレッシャーの強いレースになったとしても、この馬の末が極端に鈍ることはないという仮説を立てている。
けどねえ。1番人気。秋華賞の内容があまりに上手くいった競馬だけに、すんなり◎を打ちたくはない。この馬の外回り適性への評価に対してはNOと言いたいけれど、古馬勢に無条件で勝てるということにもNOと言いたい。地味になってしまった古馬を評価しよう。
まず高く見たいのがディアチャンス。ここ2戦はアサヒライジングとフサイチパンドラが巧い競馬で逃げ切るレースを外から追い込んで届かず。マーメイドS勝ちを見ても今シーズンの内容の充実には目を見張るものがある。外回り2200mもプラスに働くはずで、この人気薄でも大物食いが有り得る。
アサヒライジングも強い。中距離で先行して早めスパートから粘り込むというのはもう決まり切った黄金パターン。ダイワスカーレットとどちらが先に行くのかというのは展開上一番の見所だ。ダイワの仕掛けに自信を持ってついて行けるのはこの馬くらい。
スイープトウショウは本来突き抜けた力があるはずの馬。力量が衰えたとは思っていないが、速いペースを見込めないだけにここはその下くらいの評価。
◎ディアチャンス
○アサヒライジング
▲スイープトウショウ
☆ダイワスカーレット
△デアリングハート
△ローブデコルテ
△アドマイヤキッス
△コスモマーベラス