絶対ここを勝ちたいという思いの強さの弱さ

スタートは前を行かせる形で余裕の5番手追走。4角手前からスムーズに上昇していったけど、4角で強引に外に持ち出してロスの分4着。ごく普通に無理せず真ん中をついていれば2着はあっただろうだけに、悔しい競馬でした。

高田潤騎手は昨年ドリームパスポートの騎乗で表舞台に出てくることも多かったけれど、今年はまだ30しか騎乗がなく、まだ未勝利だったんですね。マイネルモルゲンクラッチのような馬に乗って、勝てる手応えを感じた瞬間、力が入ってしまったんだと思います。しかも府中の平地は2004年2月のバレンタインステークス(アドマイヤテレサで5着)以来の7回目の騎乗。

ここをどうしても勝ちたいと思う騎手とここは別に焦らなくても良いと思える騎手の差。安藤勝己レジェンドハンターで朝日杯に乗ったとき、勝ちたいと思った瞬間に馬がガツンとハミをとって掛かってしまったという話があったけれど、高田潤にも場数と余裕が足りてなかったのかなあ。


でも、今回はそんな競馬でも4着で、しかも余裕を持った追走ができていたです。昇級問題ないし、あらためて馬の能力の高さを認識しました。凄い馬だ>マイネルクラッチ