大樹の件つづき

トラックバックで情報頂きました。

* 「大樹レーシングクラブは、大樹ファームが(JRAから大樹ファームに支払われた)賞金を配当してくれないので、やむをえず維持費から会員に配当していた」

というものでした。どうでしょう、こう書くと大問題のように思えてきませんか?

そうそう、そうなんですよ。どちらかというと、ニュースやblog界隈の反応がこの見解に近いものだと思ったんですよ。

これまで、一口馬主クラブでまともなファンドとして運用していたものはなかった。少なくとも今までファンドとしての税務を正しく扱っていたクラブはなかった。いままで、だれもがファンドなんてのは法律上の建前くらいに思っていたんじゃないですかね。そこを考えると、それ以外の個所、たとえば愛馬会クラブ法人との間が正しいファンドとしての関係になっていたとは思えず、大樹のようなどんぶり勘定事務処理を不自然だとは思いませんでした。個人的には。

個人的にこの件は大樹に同情的で、もっときちんとJRAが業務としての正しいスキームを指導するべきだったと思います。無理にファンドにあてはめて運営させているんだから。税金もそう。JRAが正しい税務処理を国税と合意してやっていれば、今回の大騒ぎはなかったはずです。愛馬会法人に馬主資格を出しているのはJRAなのですから、その後きちんと運営しているかどうかだってJRAがある程度責任をもっていいものじゃないですかね?