棟広良隆-工学的穴馬券入門

北野義則が穴馬券のバラエティーだとすれば、この本は穴馬券哲学書とでもいう本でしょうか。

どういう馬が穴馬になるのかというような、予想方法については一切載っていません。どういう考え方で穴馬券を組み立てていけばよいのかということしか書いてない。

個人的にはこういう馬券本がずっとほしいなほしいなと思っていたので、ようやく出てきたか、という感じです。

本書は次の3章構成

  • 1章 なぜ、穴馬券なのか?
  • 2章 穴馬券をものにする買い方、考え方
  • 3章 10個のテーマ別に見る穴パターン

3章はまあかなりミクロな話で、個別のパターンの戦術を書いてる。重要なのは1章と2章。ここを本当に理解したら、予想理論次第でかなり上手く馬券を買えると思います。

予想上手の馬券下手を克服したい、と思っている方は読まれるとかなり面白いんじゃないかと思います。

最後に、競馬本もこういう新書という形で出てくれると、見た目的にありがたいです。サイズも小さくて電車の中でも読みやすいし。900円の値段は馬券本価格だけどね・・・