第67回皐月賞〜ローレルゲレイロ先行押し切り大穴万歳

皐月賞が荒れるのは経験の少ない馬による競馬で、中山2000mの競馬で発揮出来るパフォーマンスが読めないから。展開云々も当然競馬だからあるのだけれど、それよりはこれまでの競馬から今回のパフォーマンスを読む方が先だ。

中山2000mの競馬でのパフォーマンスとは、テンから緩み無いラップで、しかも3角から上がるペースをしっかり追走して直線脚を使えるという能力だ。勝ちきるためには、先行できるか、馬群を捌いて加速が速いか、大外を捲っても突き抜ける絶対能力があるか。速い脚を長く使うと言うよりは厳しいペースを乗り切っても末が残るという競馬に寄る。

とした時に、ローレルゲレイロは適任だ。内枠から先行好位を取れ、速い流れを末を失わずに走れる。アーリントンカップは11秒台を続けながらラストは11.3-11.5-12.2と粘っているし、朝日杯でも前傾ラップを4角で前を捉えてラスト12.2-11.1-12.2と強烈な加速にも対応した。シンザン記念みたいにラスト11.2秒というような、極端な上がり勝負には向かないけれど、テンから緩まないという先ほどの前提であればそれは問題ない。

弥生賞の1,2着。アドマイヤオーラは好位から良く伸びたし、ココナッツも2戦目で大外から捲って勝ち馬に迫ったのは評価出来る。ただ、この競馬は600m-1400mの中4Fが50.8秒と緩んでそこからの競馬。先ほどの前提とは違う質だ。この2頭がもっと速い時計を要求されるはずの皐月賞に対応してくる可能性は十分あるし、使う脚が一番速いのはもう見えているだけに大きく評価は下げない。

フサイチホウオーは下げる。速い脚はそこまでないし、速いペースから脚を使った経験もない。さらに跳びの大きいこの馬が1枠1番。捌けるか、という課題も出てきた。最初から強くなかった、という可能性に適性や展開上のマイナスも大きいことから、2番人気で積極的に買う根拠は薄い。

ローレルゲレイロ
ココナッツパンチ
アドマイヤオーラ
フライングアップル
△ヴィクトリー
アサクサキングス
サンツェッペリン
ナムラマース
サンライズマックス
ドリームジャーニー
マイネルシーガル
フサイチホウオー

3連単まで行くとなにがなんだか分からなくなるので、ローレルゲレイロ単複中心に3馬連3連複