「わかる」技術と競馬

畑村式「わかる」技術 (講談社現代新書)

畑村式「わかる」技術 (講談社現代新書)

読みました。

このとき無意識のうちに行っているのは、それまで自分が学習してきたものとの一致点の確認です。頭の中では、あたかも目の前の事象が何かの形をした映像として写っているのでしょう。これを知識や過去の経験を取り込んで作った、事象を理解するための自分なりの頭の中のテンプレート(型紙)のようなものと比較します。そして、いっちしていることがみつかったときにそのことが「わかる」と感じ、一致していることがみつけられないときに「わからない」と判断しているのではないでしょうか。

私は、自分の中にあるテンプレートのある部分は確実に競馬をベースにしています。競馬のレースの中や、競馬場の中の社会、馬券というゲームとお金のやりとりの中に、間違いなく他の分野に応用できるものがあります。そういうテンプレートにできるものがあったというのは自分にとって幸せなことでしたね。