person of the yearの人生の戦略

"TIME"が選んだperson of the yearは"you"だそうです。不特定多数としての「あなた」。

だから、自分は「できるからこの仕事をやるんだ」という発想は、転換する必要があります。今こそ自分に問わなければいけない。「できる」ではなくて「したい」を探すことです。「自分が本当にやりたい仕事は何ですか」と。もし、この僕の話を読んでピンとこない人、何をバカなことをいってるんだろう、全然楽しいよと思える人は心配ない。エンジニアとして幸せな仕事をしているのだと思います。正直いってこの先10年、15年先がどういう変化がくるか読める人なんていません。だから、どの方向に進んだらおもしろそうか、楽しめそうかということを、仮説でもいいから考えてみることが必要なのではないでしょうか。そしてその中に、これから生まれる「新しい職業」への想像力も働かせてほしいと思うのです。

「仕事というのは苦しいもので、それに耐えることで生活しているのだ」というパラダイムはあるだろうけれど、今、自分の年でそこに同意したら負けのような気はする。

どうやったら楽しい仕事ができるか。結局楽しい仕事は、作らなきゃいけないんだろうなあ。その場所が今いる場所なのか、それとも別の場所なのかは置いといて。

昔、オセロの思考ルーチンを作ったことがあって、序盤〜中盤の戦略として一つ正しかったのが、「石を置ける場所が多くなるように打つ」というものでした。結構、人生の戦略としても悪くない戦略なんじゃないかと思う今日この頃。