クラシック・パーク

録画したビデオを見ました。その中で、4人それぞれの思い出のダービーを語る、というようなコーナーがありました。その中で須田鷹雄さんが、昭和63年のサクラチヨノオーが勝ったダービーを示していました。私が見た限りの趣旨は以下の通り。

競馬は、合理的な方向へ進歩しているが、その中で人間は非合理的なものに惹かれる部分もある。圧倒的に非合理的なアドバンスモアの、今では暴走とも言える逃げは、合理化によって死語となったテレビ馬の姿である。さらに、ある意味で合理的な競馬の象徴でもある岡部幸雄メジロアルダンが抜け出したところを、またある意味で非合理の象徴である小島太サクラチヨノオーがまた非合理的な差し返し。昭和63年のダービーは、非合理的であった最後のダービーだと思う。

ということでした。
私が初めて見たダービーはタヤスツヨシが勝ったダービーなので、サンデーのいるダービーしか見たことがありません。須田さんの言う「合理的な競馬」しか見ていない競馬ファンなのでしょう。
なんとなく、羨ましい気持ちになりますね。