生月と重賞好走馬の関係その2

1月生の馬は重賞で好走する確率が圧倒的に高い!ということは申し上げましたが、それは単純には行きません。この統計では、以下のような問題が考えられます。

  • サンプル数がすくないのではないか?
  • 1月生に重賞好走馬の割合が高いのは、別の理由が考えられるのではないか?

サンプル数については、1月生が圧倒的にすくないことから、統計を取る年度を増やしてみました。しかし、結果に大きな違いはでなかったことから、問題ないと判断しました。
調べていくうちに、1月生には、外国産馬の割合が非常に高いことが分かりました。内国産馬は4月生がピークですが、外国産馬は2月・3月生がピークであり、1月生も多数存在します。

11歳までの外国産馬JRAで出走した馬の内、1月生は213頭、2歳3歳限定重賞3着以内は14頭の6.57%でした。2月6.02%、3月6.80%、4月4.5%、5月3.91%です。外国産馬には、関税を払ってまで輸入される以上、一定のレベルが保たれています。このレベルの馬が多い1月生まれは、ある意味重賞好走割合が高くて当然といえます。